『らぶストーリー2』 [49]
作成者:ゅか
作成日時:2005/08/11 23:30:53
みなさん、長い間お待たせしました(>_<)ゅかゎまた『らぶストーリー』を書くにしましたので読んでくださいね★☆★みなさんからの感想&読んでみたい話などがありましたら是非☆投稿してください!!
投稿メッセージを表示( 49 件中 21 件 〜 22 件目)
↓のおもしろい☆
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あの夜、結局メールはしなかった。
というより、出来なかったし、多分、返事は来ないと思ったから。
あれから、1度もメールはしていなかった。やっぱりあの日に送ればよかったかななんて後悔しつつ、ケータイの画面をじっと見ていた。
≪せっかくメアドも教えてもらったのにぃ・・・これじゃ前と一緒じゃん・・・≫
見なければ良かった。あんな場面。
知らなければ良かった。元カノのことなんか。
聞かなければ良かった。祐太の気持ちなんて。
見なければ良かった。祐太のあんな顔・・・・。
なぜだろう。コレはチャンスじゃないのかな?ココで祐太にアタックしまくったら、祐太の心はユイに傾くかもしれないのに。
でも、祐太の顔を見たら、何にも出来なくなっちゃうよ。
ホントにコレでいいの?とか。祐太は彼女にまだ未練タラタラで。付き合えたとしても多分、ずっと彼は他の人を見てる。
こんなんじゃ、祐太になんか気持ちを伝えられない。
―次の日―
放課後、下駄箱で祐太に声をかけられた。いつもなら嬉しいのに、今日は、なんだか微妙・・・。
「オスッッ!!木下♪♪」
いつもと変わらないように見える祐太。でも、知っているユイには、少し、寂しそうに見える。
「・・・オス♪」
ユイも、バレないようにいつも通りに接する・・・つもり。
「お前さー、俺のメアド聞いといてメールくれないってどうよ?俺待ってるんですけどー?」
なんて、笑いながら言う。
・・・・ユイの気持ち知ってて言ってんの?それ、すごく嬉しいけど、すごく、苦しいんだよ・・・?
「・・・あはは、ごめん」
「・・・・?どした?なんか変じゃね?・・・怒ってんの?俺なんかした?」
心配そうにユイの顔を覗き込む。心臓が、祐太に聞こえそうなぐらいうるさかった。
全部、いってしまおうか。
「そうだろ?だからメールもしないとか?何したか覚えてんけど謝っとくなぁー。ごめんな。許してちょ?」
いつもみたいにフザけてる。それもまた、こんな時でさえ可愛く見えてしまう。
「・・・ごめん。全部見ちゃったんだ。おととい。コンビニで・・・全部・・・彼女との・・・こと」
祐太は一瞬、顔をくもらせた。でも、またいつもの祐太に戻った。
「そ・・・そっかー。見ちゃったか。あはは。うわ、ダッセ俺。だよなー、超ミジメだもんなー俺。ヤベェな!メールできねーわけだ!」
「そんなんじゃなくて・・・!」
祐太はうつむきながらユイに言った。
「・・・マジだせぇよな・・・はは・・・は・・・ごめ・・・」
見えなかったけど、地面には確かに水が滴り落ちていた。
「・・・・帰る」
祐太はそれだけ言って、スタスタと帰っていった。
みんな、誰かを好きなだけなのに。
みんな、両想いにはなれないんだね。
必ず、誰かが傷つき、涙を流すんだ。
次は、ユイの番なのかな・・・。
というより、出来なかったし、多分、返事は来ないと思ったから。
あれから、1度もメールはしていなかった。やっぱりあの日に送ればよかったかななんて後悔しつつ、ケータイの画面をじっと見ていた。
≪せっかくメアドも教えてもらったのにぃ・・・これじゃ前と一緒じゃん・・・≫
見なければ良かった。あんな場面。
知らなければ良かった。元カノのことなんか。
聞かなければ良かった。祐太の気持ちなんて。
見なければ良かった。祐太のあんな顔・・・・。
なぜだろう。コレはチャンスじゃないのかな?ココで祐太にアタックしまくったら、祐太の心はユイに傾くかもしれないのに。
でも、祐太の顔を見たら、何にも出来なくなっちゃうよ。
ホントにコレでいいの?とか。祐太は彼女にまだ未練タラタラで。付き合えたとしても多分、ずっと彼は他の人を見てる。
こんなんじゃ、祐太になんか気持ちを伝えられない。
―次の日―
放課後、下駄箱で祐太に声をかけられた。いつもなら嬉しいのに、今日は、なんだか微妙・・・。
「オスッッ!!木下♪♪」
いつもと変わらないように見える祐太。でも、知っているユイには、少し、寂しそうに見える。
「・・・オス♪」
ユイも、バレないようにいつも通りに接する・・・つもり。
「お前さー、俺のメアド聞いといてメールくれないってどうよ?俺待ってるんですけどー?」
なんて、笑いながら言う。
・・・・ユイの気持ち知ってて言ってんの?それ、すごく嬉しいけど、すごく、苦しいんだよ・・・?
「・・・あはは、ごめん」
「・・・・?どした?なんか変じゃね?・・・怒ってんの?俺なんかした?」
心配そうにユイの顔を覗き込む。心臓が、祐太に聞こえそうなぐらいうるさかった。
全部、いってしまおうか。
「そうだろ?だからメールもしないとか?何したか覚えてんけど謝っとくなぁー。ごめんな。許してちょ?」
いつもみたいにフザけてる。それもまた、こんな時でさえ可愛く見えてしまう。
「・・・ごめん。全部見ちゃったんだ。おととい。コンビニで・・・全部・・・彼女との・・・こと」
祐太は一瞬、顔をくもらせた。でも、またいつもの祐太に戻った。
「そ・・・そっかー。見ちゃったか。あはは。うわ、ダッセ俺。だよなー、超ミジメだもんなー俺。ヤベェな!メールできねーわけだ!」
「そんなんじゃなくて・・・!」
祐太はうつむきながらユイに言った。
「・・・マジだせぇよな・・・はは・・・は・・・ごめ・・・」
見えなかったけど、地面には確かに水が滴り落ちていた。
「・・・・帰る」
祐太はそれだけ言って、スタスタと帰っていった。
みんな、誰かを好きなだけなのに。
みんな、両想いにはなれないんだね。
必ず、誰かが傷つき、涙を流すんだ。
次は、ユイの番なのかな・・・。
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