114
2005/12/13 19:38:49
平山
。サッカーが人気だからといって、ただ闇雲にサッカーやりたい子供を集め、チームを作っていては、いいチームはでき上がらない。子供の保護者に対して、指導者としての理念をきちんと伝えられるような組織、チームに関わるそれぞれの人の役割分担の明確化など、チームを組織として構成する上で甘い部分があるようでは、「指導の理念」は徹底されないのである。特にこの組織づくりの上で問題が生じていると、チームを取り巻く人々の認識不足という、指導における問題を引き起こす原因を導くことになる。したがって、この組織づくりに着目していく必要がある。ところが、これによって矛盾も生じてしまうのである。これだけに充実した組織をつくるには、監督の強力なリーダーシップが必要となるし、それだけ充実させた組織を運営していくためには、強力なマネジメント能力も必要となる。そうしたリーダーの影響力は、サッカーそのものの指導においては、「指導の理念」から考える限り、あまり必要ではない。指導における影響力は、「監督」という肩書きからくる、「権威」的な影響力となりかねないからだ。そしてそのような影響力は、サッカーをしているときの子供にとっては、束縛の原因となる。その結果、サッカーのプレーをルーティン化させ、子供のプレーにおける創造性や、「こうやってみたい」という意欲の妨げになってしまうのだ。
こうしたチームの外的、内的問題には、共通の根本的問題がある。それが文化的問題である。それはつまり、チームをとりまくあらゆる要素に「勝利至上主義」という文化が蔓延しているということである。それがチームにもたらされ、チームの組織文化として、様々な問題やギャップを引き起こすのである。組織文化とは、その組織に支配的となっている考え方や雰囲気、価値、あるいは規則など目に見えない意識の部分から目に見えるものまで含め、それらすべてを指すのだが、この組織文化がチームという組織で形成されるには、リーダーの行動が大きく影響するとともに、それだけでなく、さまざまな内的、外的要因に影響される。つまり、「勝利至上主義」という組織文化は、構造上、あるいは管理の形態上、形成され、根付いてしまうということもあれば、もともとチームのメンバーの大半がそうした文化を持っていたために、「勝利至上主義」という意識が支配的になって、結果的に根付いてしまうということもある。私が考えるには、少年サッカーのチームの場合、組織構造と、メンバーの意識と、さらには前で述べたような様々な外的要因も影響した3重の相乗効果によって、「勝利至上主義」という組織文化は深く根付いてしまったのだと考えられる。
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2006/01/19 09:41:38
大人の目線
少年サッカーの育成において、「勝ちにこだわるのは間違っている」といったニュアンスの言葉を耳にすることがよくあります。主に指導者の立場にある方から聞かれることが多いわけですが、その一方で、熱い声援を送る側の観戦者の感覚とはズレが生じることもあるようです。また、真意がちゃんと伝わっていないがために、混乱してしまうこともあるようです。指導者たちがいうところの「勝ちにこだわるのは間違っている」の趣旨は、将来もずっとサッカーを続けていくとした場合、今すぐに花を咲かせることに目を向けるのではなく、将来を考え、今はしっかりと種を蒔き、肥料を加えることの方が大事であり、それがやがては大きな花を咲かせ実を結ぶであろうということでしょうか。
このような将来を見据えた育成の考え方は、青少年の教育としては一般的な考え方ですので理解しやすいところですが、多少、大上段に構えた考え方でもあるので、サッカーはただ単に子供に体力を付けさせたいためにやらせているだけだとか、サッカーは小学生までで中学生になったら違うスポーツをやるつもりだとか等、あまりサッカーに思い入れの深くない選手や保護者にしてみれば、「なにもそこまで考えてもらわなくてもいい。今、サッカーを楽しめればいい。」ということにもなろうかと思います。月謝を払って通っているようなクラブチームの選手や保護者なら受け入れやすいでしょうが、様々な思惑の選手が集まるスポーツ少年団にいたっては、ケースバイケースかも知れません。ですから一律に「勝ちにこだわるのは間違っている」という考え方を押し付けてしまうと、失敗しそうな気がします。
また、「勝ち」へのこだわり方についても、多少の勘違いが時々あるような気がします。やはり試合に臨む時の心構えとしては、いつも「勝ち」を意識し勝つためにプレイするのが常道だと思います。ここで「勝ち」を意識しないでプレイをしてしまうと、もはや競技スポーツではなくレクレーションとしてのスポーツになってしまいます。「勝ち」の意識がないと、せっかくの上手いトラップやパス回しも時にはただの曲芸になってしまう可能性さえあります。試合の時も練習の時も、常に「勝ち」を意識してプレイしてこそ、おもしろいのであり上達するのではないでしょうか。「勝ち」を意識してプレイすることは、すなわち真剣にプレイすることでもあり、怪我の予防にも繋がる気がします。
「勝ち」にこだわる必要がないというのは、例えば、足の速い選手をフォワードに置き、後ろからロングパス1本だけでゴールを狙うというような戦術だけで十分に勝てる場合に、それだけしかやらず、ショートパスをつなぐようなサッカーにはチャレンジしないといったようなことでしょうか。これでは、その年代に習得しておいた方がよい他のスキルを身につけるチャンスが失われてしまいます。こうしたとき、「勝ち」にこだわることなく、結果として「負け」ても新しいスキルの習得を優先させた方が価値があることでしょう。試合や練習のプレイに当たっては常に「勝ち」にこだわることが大事ですが、その結果については「勝ち」にこだわる必要はないということですね。
しかし、親ばか観戦者の立場からすれば、練習試合はいいとしても、大会試合などにおいては、やはり結果としての「勝ち」も期待できるプレイと戦術をもって臨んでもらいたくなってしまいます。(2006年1月)
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2006/12/27 16:07:03
アガー
ビクサーレは 強いんですが 何であんなにファールが ひどいのかなぁ?個人的な意見と してはファールしない方が プレーしやすいと思うんですが…うちのチームの子が 膝げり 暴言 すごかったって言ってましたよ。素朴な疑問なので 誰か教えてほしいです!1
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