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メッセージ:沖縄尚学vs北中城(1)の削除依頼

以下のメッセージを削除依頼します。
タイトル:沖縄尚学vs北中城(1)
名前:白球の記憶
メッセージ:北中城000000101  2
沖尚学10100300×  5
(北)玉城、宮城
(沖)大城

 結果は地力で勝る沖尚の勝利に終わりましたが、両チームに見せ場があり、
引き締まった好ゲームでした。

 今日の試合では、沖尚の選手達がどのような野球を実践しようとしているの
かが、見て取れました。どの選手も決して大振りせず、コンパクトに低く速い
打球を、センターから右方向に狙うという意図を感じました。また、塁に出たら、
ランナーは常に走る構えを見せ、バッターは右方向へのゴロ打ちや、セーフティ
バントで揺さぶり、相手守備陣にプレッシャーを与えていました。

 その姿勢が実ったのが、六回裏の3点でした。先頭の6番川上選手がセンター前
ヒットで出塁すると、バントで送り、続く8番大城選手がファースト強襲のタイ
ムリーヒット。次の与儀選手はピッチャー前のゴロだったのですが、詰まったこと
が幸いし、相手のエラーを誘い出塁。この間に、大城選手は一気に三塁を陥れます。
さらに1番松島選手のショートゴロがフィルダースチョイスを誘い、三塁ランナーが
生還。続く2番山城選手もスクイズを決め、点差を5点に広げました。
 この場面から推測できることは、沖尚の各選手は、意図的にゴロを打っていたので
はないか、ということです。ランナーがいる場面だと、野手にとって一番神経を使う
のはゴロの処理です。ランナーが一塁にいれば、二塁で刺すか、確実に一塁へ送球す
るか。ノーアウトまたはワンアウトでランナーが三塁にいれば、バックホームするか、
または1点はやむなしと一塁へ送球するか。これらの判断を、瞬時のうちに行わなけ
ればなりません。
 沖尚の機動力野球は、常に相手守備陣へプレッシャーを与えることで、その判断を
狂わせ、エラーを誘い効果があります。ですから、3失点を喫した場面、北中城の選手
を責めるのは、いささか酷というものです。それだけ、沖尚の攻撃が効果的だったと
いうことです。

 今日の試合、沖尚はシングルヒットのみの10安打(もしかしたら、初回の伊志嶺
選手のショート強襲ヒットが二塁打と記録されるかもしれません)。得点は5。結果
だけを見れば、やや物足りなさが残る内容と言えるかもしれません。しかし、これだ
け緻密な野球を実践するのは、そう簡単なことではありません。高い技術はもちろん、
何より、生の試合でしか培えない「感覚」というものが不可欠です。
 今の時点では、実践経験が少ないせいか、選手達の動きに、心なしかぎこちなさを
感じます。今日の試合でも、一回裏に牽制死、六回裏に二塁ランナーが飛び出し刺さ
れるミスがありました。
 しかし、私はこれを「意図のある失敗」だと受け止めています。失敗の裏に、自分
達の野球を実践しようという「意図」を、私は感じました。
 ですから沖尚の選手達には、今はミスを恐れず積極的に仕掛ける、しかしミスをし
たら、その原因を考える、という姿勢で取り組んで欲しいと思います。
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