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沖縄県でことし６月、アメリカ海兵隊に所属する２０代の男性兵士が、女性に性的暴行をしたうえけがをさせたとして、５日、書類送検されました。
沖縄県警は、アメリカ軍の兵士による性暴力事件が県側に伝えられていなかった問題を受けて新たに設けられた通報体制に基づき、今回、初めて県へ事件の概要を伝えたということです。

書類送検されたのは、アメリカ海兵隊に所属する２０代の男性兵士です。

警察によりますと、ことし６月、沖縄本島で成人女性に性的暴行をしたうえ、けがをさせた疑いがもたれています。

兵士と被害女性は知人関係で、警察は、女性が受診した医療機関からの通報を受けて、兵士から任意で事情を聞いたほか、事件が起きた現場周辺の防犯カメラの捜査などを進めた結果、５日、書類送検したということです。

警察は認否を明らかにしていません。
ことし６月に相次いで発覚したアメリカ軍の兵士による性暴力事件が県側に伝えられていなかった問題を受けて、県警は逮捕や書類送検をした時点で県に伝えるという新たな通報体制を整備し、今回、その体制に基づいて初めて県に事件の概要を伝えたということです。

沖縄県うるま市に司令部を置く、第３海兵遠征軍はＮＨＫの取材に対して「沖縄に駐留する海兵隊員による違法行為の疑いについて認識しており、当局の捜査に全面的に協力している」として、所属する海兵隊員が沖縄県警の捜査を受けていることについて把握していると明らかにしました。

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