運用改善「不十分」 、「半歩前進」など賛否両論!? [1]
公務中に事件・事故を起こした米軍属の米国での裁判が困難な場合、例外的に日本側で裁けるよう、
日米地位協定の運用改善を両政府が協議することに対し、中部の首長は20日、
「運用改善では何も変わらない」とし、協定の抜本改正を強く要求した。
他方で「半歩前進」「少し光が見えてきた」との声も聞かれ、協定の運用改善には半信半疑の受け止めだ。
ことし1月、米軍属による交通事故で亡くなった與儀功貴さん=当時19歳=の出身地、
北中城村の新垣邦男村長は「『例外的』措置では駄目だ。日本側が裁くか、
できないのなら軍法会議でしっかり裁くか、裁判権はしっかり定義してもらいたい」と訴え。
「與儀君の遺族の無念さを思うといたたまれない。こんな場当たり的なやり方は、地元村長として認められない」と声を荒らげた。
與儀さんの「遺族を支える会」の事務局長で北谷町議の玉那覇淑子さんは「米国に第1次裁判権がある以上、手放しで喜べない。
しかし、與儀君の事件に関して少し光が見えてきた気がする。これを契機に改正を問うべきだ」と話した。
北谷町の野国昌春町長は「まず『米国での裁判が困難な場合』とは、どこが判断するのかとの問題がある」と疑問を投げ掛ける。
「運用改善では不十分」と語気を強めた。
石嶺傳實読谷村長は「これまでどれだけの県民が泣き寝入りさせられてきたことか。
日米が長年にわたって手を付けてこなかった問題であり、半歩前進とは言えるかもしれない」としつつ、
「政府は県民の人権を守る立場で、さらに米国と交渉してほしい」とくぎを刺した。
協定見直しを求めてきた連合沖縄の仲村信正会長は「遅きに失した感は否めないが、一歩前進ではないか」と一定評価しつつ、
「これをきっかけにさらに踏み込んだ形で、政府に引き続き抜本的な改正を求めていきたい」と話した。
米軍人・軍属による事件被害者の会、沖縄平和ネットワークの会員の村上有慶さんは「何が公務中なのか認定方法がまったく分からない。
日本は自国の主権を主張すべきだ」と強調した。
沖縄タイムス
日米地位協定の運用改善を両政府が協議することに対し、中部の首長は20日、
「運用改善では何も変わらない」とし、協定の抜本改正を強く要求した。
他方で「半歩前進」「少し光が見えてきた」との声も聞かれ、協定の運用改善には半信半疑の受け止めだ。
ことし1月、米軍属による交通事故で亡くなった與儀功貴さん=当時19歳=の出身地、
北中城村の新垣邦男村長は「『例外的』措置では駄目だ。日本側が裁くか、
できないのなら軍法会議でしっかり裁くか、裁判権はしっかり定義してもらいたい」と訴え。
「與儀君の遺族の無念さを思うといたたまれない。こんな場当たり的なやり方は、地元村長として認められない」と声を荒らげた。
與儀さんの「遺族を支える会」の事務局長で北谷町議の玉那覇淑子さんは「米国に第1次裁判権がある以上、手放しで喜べない。
しかし、與儀君の事件に関して少し光が見えてきた気がする。これを契機に改正を問うべきだ」と話した。
北谷町の野国昌春町長は「まず『米国での裁判が困難な場合』とは、どこが判断するのかとの問題がある」と疑問を投げ掛ける。
「運用改善では不十分」と語気を強めた。
石嶺傳實読谷村長は「これまでどれだけの県民が泣き寝入りさせられてきたことか。
日米が長年にわたって手を付けてこなかった問題であり、半歩前進とは言えるかもしれない」としつつ、
「政府は県民の人権を守る立場で、さらに米国と交渉してほしい」とくぎを刺した。
協定見直しを求めてきた連合沖縄の仲村信正会長は「遅きに失した感は否めないが、一歩前進ではないか」と一定評価しつつ、
「これをきっかけにさらに踏み込んだ形で、政府に引き続き抜本的な改正を求めていきたい」と話した。
米軍人・軍属による事件被害者の会、沖縄平和ネットワークの会員の村上有慶さんは「何が公務中なのか認定方法がまったく分からない。
日本は自国の主権を主張すべきだ」と強調した。
沖縄タイムス
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