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メッセージ:残念の削除依頼
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タイトル: | 残念 |
名前: | 匿名 |
メッセージ: | 第77回都市対抗野球:大垣市1−0北九州市 北九州市・JR九州、一球に涙 ◇第3日(27日・東京ドーム) ▽第3試合=1回戦 北九州市(JR九州) 000000000=0 00000100×=1 大垣市(西濃運輸) 大垣市が息詰まる投手戦を制した。北九州市・小松聖、大垣市・佐伯の両先発が走者を背負いながらも踏ん張り、五回まで両チーム無得点。六回、大垣市が清原のソロで先制。大垣市は継投でこの1点を守りきった。北九州市は再三の好機に連打が出ず、4安打完投の小松聖を援護できなかった。 ◇大垣市・林教雄監督 4番の清原は値千金の一振りだった。大会屈指の好投手がいるチームに競り勝ち、自信になった。 ◇北九州市・吉田博之監督 チャンスにタイムリーが出なかった。佐伯君のうまい投球にやられた。小松聖は70点です。 ◇23歳右腕「楽しむ」 ○…1点リードの七回2死二塁のピンチで大垣市・林監督がマウンドへ。佐伯にかけた言葉は「しびれる場面やなあ。楽しめ」。新人ながら先発を任され、意気に感じていた23歳右腕は「楽しんでやろうと思っていたので気が楽になった」。後続を打ち取った。 今春入社した佐伯は2次予選で主戦格の活躍をし、この日の先発につなげた。 ============== ■熱球 ◇焦り、制球狂わせる 「3人で切りたい(打ち取りたい)」。その意識が、今大会屈指の好投手、北九州市・小松聖の制球を微妙に狂わせた。 六回1死走者なし。大垣市の4番・清原にフルカウントで投じた143キロの直球。外角を狙ったはずが甘く入った。 一閃(いっせん)−−。「スライダーを待ったが、直球だったので思い切り振った」と清原。歓声とため息が交錯する中、ものの見事に左翼席中段に飛び込んだ。 「よっしゃ」。叫んでホームに生還した清原を、小松聖はマウンド上から静かに見つめた。「辛抱しろよ」。駆け寄るナインに笑顔を見せたが、「1点」の代償は重かった。 五回まで両先発が許した安打はわずか2本ずつ。課題とされる序盤も、落ち着いた投球で切り抜けた。一回、先頭打者に二塁打を許すと2四球で2死満塁を迎えたが、最後は144キロの高め速球で空を切らせた。その後も、得意のスライダーで相手打線を封じた。 ただ、投手戦の展開は知らぬうちに制球を乱れさせた。吉田監督は「ときどき高めに球が浮く」と感じていた。 打線も右横手投げから内外角、緩急を使い分ける大垣市・佐伯に苦しんだ。訪れる好機にあと1本が出ない。小松聖は「あの1点で味方に余計なプレッシャーを与えた」と悔やんだ。【田原和宏】 毎日新聞 2006年8月28日 大阪朝刊 |