メッセージ:●青春● 〜25〜の削除依頼
以下のメッセージを削除依頼します。 | |
タイトル: | ●青春● 〜25〜 |
名前: | ◆◇◆◇ |
メッセージ: | プルルルルル・・・・・・プルルルルルル・・・・・・ 自分しかいない部屋に電話が鳴り響く。家には誰もいない。いつまでもなり続ける電話。今は誰とも話したくない。 プルルルルル・・・・・・プルルルルル・・・・・。 私の気持ちを無視するかのように鳴り止む事を知らない。・・・・・・・・・いい加減とろうか・・・・・・。 プルルルルル・・・・・・プルルルルル・・・・・・ガチャッ・・・・・ 「・・・・・もしもし?」 「あ、さゆりぃ〜?優香だけどー。出ないから切ろうかと思ったよー」 「・・・・ごめんね」 「・・・・?・・・・あ、そういえば、夏祭りに女子は浴衣きてくんじゃん?その時の浴衣さー・・・」 「さゆ、夏祭り行かない」 「・・・・・・え!?な、なんで!!?」 「友哉が・・・一緒に行けないから」 「友哉くんも来れないの!?」 「他の人と約束しちゃったんだって・・・それに・・・・」 「それに?」 「友哉・・・・なんか怒ってた」 「怒ってた?」 「ケンカ中・・・・?なのかなぁ?さゆ達・・・・」 「えぇ・・・?」 「なんだか・・・よくわかんなくって・・・」 「別にいいじゃん!友哉くんとケンカ中だって!」 「でも・・・・そんな時に他の男子と遊ぶのはちょっと・・・」 「大丈夫だよ!他にも女子いっぱいいるんだし!」 「違う・・・・」 「違う?」 「友哉がいないと・・・・ダメみたい・・・」 「はい!!!?」 「ごめん、今誰とも話したくない」 ガチャッ・・・プーップーップーッ・・・・ 「ちょ、ちょっと、さゆみぃ!!!!」 私は優香からの電話を一方的に切ってしまった。誰とも、話したくはなかった・・・・。 『ごめん、おれ、一緒に行けないわ』 『え・・・・!?行けないって・・・・なんで?』 『もう他の人と約束したから』 『そ、・・・・・・そうなんだ・・・・そうだよね・・・・誘うのが遅すぎか・・・』 『で、用ってこれだけ?』 『あ・・・・うん・・・・』 『じゃ、切るね』 『うん・・・ごめんね・・・・じゃ・・・』 『あ、もう電話できないから、ごめんな』 『え・・・・!?』 『ごめん』 『う、・・・・ううん・・・・・』 なぜ?なぜなの? さゆ、なにかした?それならそうと、言ってほしかった。そしたら・・・謝ったのに・・・・。 夏休み中・・・ずっと話せないままなの?電話もできなきゃ・・・・遊ぶ約束もできないよ・・・・。ねぇ・・・・友哉・・・。 このまま・・・・夏休みが終わっても・・・・・さゆ達は・・・ずっと・・・・しゃべれないままなのかなぁ・・・?ねぇ・・・・答えてよ・・・・。 やっと・・・・・両想いになれたと思ったのに・・・・さゆ達は・・・・終わりなの・・・・・? ねぇ・・・・・、友哉・・・・・・・。 |