メッセージ:●青春● 〜24〜の削除依頼
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タイトル: | ●青春● 〜24〜 |
名前: | ◆◇◆◇ |
メッセージ: | 「お〜オレオレ、太一だけど〜」 その電話は私からの電話ではなく、友哉と同じ野球部の太一くんからの電話だった。 「なんだ、お前か」 「なんだとは失礼だな!お前に良いこと教えてあげようかと思ったのによ!」 「良いこと?」 「お前、3組の新垣と付き合ってるだろ?」 「え?・・・・ああ、まぁ・・・」 「じゃあ、お前も一緒だよな。なぁなぁ、夏祭りって何日だっけ?あと何時集合か分かる?」 「・・・・・・夏祭り?」 私はまだ、夏祭りのことを友哉に話していなかった。 「うん。みんなで行こうって新垣に誘われたじゃん。終業式の日にさ」 「・・・・・・・・何の話?」 「・・・・・え?だから、新垣が・・・・・お前・・・もしかして」 「俺は誘われてねェよ。そんな何日も前から計画されてた夏祭りのことなんか」 「ええ?・・・だって男子も誘ってるからてっきりお前も誘われてるんだと・・・ごめ・・・」 「いいよ。俺は誘われてないんだし。楽しんでくれば?」 「とも・・・」 ガチャッ・・・・・プーップーップーッ・・・・・。 ≪どうしよう〜!あと一週間だよぉ〜!早く誘わないと他の人に誘われちゃうじゃんか〜!≫ 私は友哉に電話するのが恥ずかしくて、何日も電話できずにいた。 ≪でもでも、7時〜8時までは友哉しかでないって言ってるし、うんうん、大丈夫!・・・・あ〜でもなぁ〜・・・≫ などと悩んでるうちに、時間はもう9時になっていた。 ≪明日は必ず、絶対かける!!!うん!!!≫ 次の日―――――。 「新垣〜!」 「あ、太一くん。野球はもう終わり?」 「うん。バレー部は今から?」 「うん。で、何?」 「ああ、夏祭りっていつだっけ?あと何時集合?」 「8月3日の、7時集合。」 「そっか・・・・それでさ・・・・」 「え?何?」 「・・・・・いや、なんでもない」 「?そう?じゃ、部活始まっちゃうから、ごめん」 「あ、ううん・・・じゃ」 その夜―――――。 ≪今は7時半!良い時間帯!よし、今日こそは!≫ プルルルルルル・・・・・プルルルルルル・・・・・・ガチャ・・・ ≪来た!!!!!!!≫ 「もしもし?」 「あ・・・友哉?さゆだけど・・・・」 「・・・・・なんか用?」 ≪あれ・・・・怒ってる?≫ 「あのね、8月3日に夏祭りあるじゃん?で、友哉も一緒に行こうって誘おうと思って・・・」 「・・・・・それさ、俺も誘えって太一に言われたわけ?」 「・・・・・・え?」 「今日なんか話してたもんね」 「え・・・?な、なんで?」 「ごめん、おれ、一緒に行けないわ」 |