メッセージ:●青春● 〜22〜の削除依頼
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タイトル: | ●青春● 〜22〜 |
名前: | ◆◇◆◇ |
メッセージ: | 「ただいまより、終業式を始めます」 体育館に響く先生の声。これからまた校長の長い話が続きそうだ。 ≪あ〜・・・・眠い・・・・・≫ ドンッ。 「いて!」 私の背中に何かがぶつかってきた。優香だ。 「ぐ―――――――・・・・・・」 ≪コイツどうどうと寝やがって・・・・あー、あー、先生にらんでるよ・・・・≫ 「優香、優香!起きて、優香!」 「んー・・・・・何だよー・・・・」 「先生にらんでる!」 「なんだぁ?あのクソババァ、優香にばっか目ェつけやがって・・・・」 「バカ、聞こえるよ!」 私は校長の話を聞くふりして優香とおしゃべりしていた。でも多分、先生にはばれてたと思う。 「ね、ね、さゆみ、さゆみ!夏休みドコいこうか?」 「うーん・・・ほとんど部活かもー・・・」 「えぇ〜!夏休みに遊ばないでいつ遊ぶよ〜!?」 「でも午前中だけだし。午後は空いてると思う」 「なんだ!良かった。じゃあ夏祭りは一緒に行ける?」 「夏祭り?」 「そう!一緒行こうよ!もう誰かと約束した?」 「ううん、してないけど・・・」 「けど?あ、そっか、さゆみは友哉くんと行くのか、そうか、そうか、残念〜!でも二人で楽しんでおいでよ!」 「べ、別にそんなんじゃないって!」 「ふ〜ん?」 優香にはそう言ったけど、ホントは友哉とも行きたかった。で、でも、ふ・・・二人っきりだなんて・・・ムリムリムリ! 「二人なんてムリだよ・・・・」 「結局は一緒に行きたいんじゃん」 「う・・・・」 「じゃあさ、二人じゃなくてみんなで行けばいいんじゃない?」 |