メッセージ:3月18日・64・の削除依頼
以下のメッセージを削除依頼します。 | |
タイトル: | 3月18日・64・ |
名前: | クッキーモンスター |
メッセージ: | ザーザー。ドバー、ピカッ!シャラシャラァァ--……ドゴォォーン!!!! 雨です。物凄い大雨。そして雷。いや-、参ります。 僕には小学生の時から飼っていた犬がいた。白に近い金髪の小型犬。名前はコロ。どこにでもいそうな名前。コロが家にやってくる前から名前はすでにコロだった。コロを連れてきたおばさんが付けたのか、誰が付けたのかは知らないけれど。 小さい小さいコロはとても可愛く、僕の膝の上に乗るのが大好きだった。成長して赤ちゃんから子供になった日から、家に家族以外の誰かが来ると、まるで親の仇かのごとく吠える番犬になっていた。とてもうるさかったけれど笑。でもそんなコロの吠える声はいつしか日常の一部になっていて、うるさいんだけれど気にならず、あたりまえになっていたんだ。家を守ろうと必死だったんだね。 コロと遊ぼうとヒモを外せば、とても喜んで僕の周りをぐるぐると何周も走っていた。お前はバリアか笑! 遊び疲れた僕が座るといつも膝の上に乗っかってきたんだ。夏なんかはお前の体温と毛でとても暑苦しかったんだよ笑。 そんな12年も一緒にいたコロが今年の1月に逝ってしまった。寿命だったんだと思う。急に元気がなくなり、歩くのもいつもの10倍は遅かった。それでもコロは、家族以外の人が来ると吠えていた。側にいても聞こえるか聞こえないかギリギリの声で2、3回だけ。僕は泣きそうになった。ありがとうコロ。 そしてその日はやってきた。昼までは大丈夫だったけれど、夜、僕が出かける時にコロを見たら眠っていた。名前を呼んでも起きてくれない。僕はコロの体を揺すった。硬くなっていたんだ。タオルケットがひいてある、いつも寝ている所で本当に眠っているかのように、コロは逝ってしまった。 コロに触れながら泣き崩れていた僕を見て、家族も気付いた。 「悲しんでも仕方ないからもう家の中に入りなさい。」 と言われたが、僕はそこから動きたくなかった。ずっと一緒にいたかった。涙はとまることはなく、何回もコロの名を呼んでも起きてはくれない。あんなに元気でうるさくて走り回っていた可愛いコロが。 コロは永遠となったんだ。 そういえばコロは雷によく怯えていたな笑。プルプル震えてさ、大雨で雷が鳴るとよく家の中に入れていたよ。今日も雷がなってコロがいた場所を何気なく見ると、やっぱりあいつはいないんだ。 コロ-、そっちに雷なんてないだろ-。空の上だかんな。よかったじゃねぇか!ちゃんとそっちから俺ら家族見守ってくれよ。ちゃんと命日には花そえるからよ。 それじゃ今日も僕は飲んできます!ワォーン!! |